今年は有難いことに、お花見は沢山できたので、もうしなくていいかなと思ったのですが、今年スーパーブルームで話題のあの場所にぎりぎり行かれるかもしれないということで、ちょっと遠いですが、行ってきました。カリーゾ・プレイン・ナショナル・モニュメント(Carrizo Plain National Monument カリゾ平原 カリッツォプレイン)です。

目次

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旅程に関して

カリーゾ・プレイン・ナショナル・モニュメントはロサンゼルスから車で北へ約3時間の所にあります。距離が距離だけに、日帰りで行くか、泊まりで行くか、迷ったのですが、私たちは日帰りで行きました。

しかしこの公園、とても広いので、スケジュールが許す場合は、近隣の街に一泊するか、公園内にいくつかあるキャンプサイトで1泊して、2日掛かりで一周するのも良いかもしれないと思いました。特に今くらいの花の綺麗な季節には。

カリーゾ・プレイン・ナショナル・モニュメントへの行き方

カリーゾ・プレインの入り口は大きく分けて2つです。

・北側からフリーウェイ58から入るルート
・南側のフリーウェイ166から入るルート


本当は入るルートは東の山を超えるルートを含めると3本以上あるのですが、上記2つ以外のルートから入るのは個人的にはお勧めしません。お勧めしない理由は後程記載します。

カリーゾ・プレイン・ナショナル・モニュメント内の道路

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カリーゾ・プレインの中の道は大きく分けて2つです
・西側のSoda Lake Rd
・東側のElkhorn Road


どちらの道も公園を南北に走っています。

Soda Lake Rdは公園の途中まで舗装されていて、公園の中央付近はオフロード(舗装されていない道路)のようです。

Elkhorn Roadは終始オフロードです。

どちらの道もオフロードのため、走る車を選ぶ道です。できれば四駆車推奨で、四駆でなくても走れなくもないですが、これから雨が降ってきそうな時や、既に道が雨でぬかるんでいたりする時は、危険なので、道の状態や天気予報に注意して走ったほうが良さそうです。

オフロードを走るには躊躇するような車種の場合は、北方面入り口からSoda Lake Rdを使い、ソーダレイク近辺と、ソーダレイクやや南の花畑を見て、公園を南北に横断せずに帰るのが良いかと思われます。ソーダレイク近辺だけでも花畑は十分に綺麗です。

私たちは南入り口から入りElkhorn Roadを北上、途中東側の山脈の山道に寄り道して、その後ソーダレイクに寄り、北入り口から公園を出て帰りました。

カリーゾ・プレイン・ナショナル・モニュメント その他の注意点

広い公園内は長さ50マイル(約80km)あり、南北に横断するだけでも軽く1〜2時間掛かります。公園内にガソリンスタンドは無いので、事前にガソリンを満タンにしておきます。

トイレはソーダレイク付近のビジターセンターと、Soda Lake Rd沿いに数カ所あるキャンプサイトにあります。ビジターセンターのトイレは休日は長いトイレ列ができてました。

ビジターセンターの内部には入りませんでしたが、食料品は販売していないという話なので、食事、飲み物は各自多めに持参した方が良いです。

携帯電波が基本的に入らないので、WazeやGoogleMapなどのナビアプリが機能しません。事前に紙の地図を用意するか、ビジターセンターや公園内の各地にある掲示板に置いている地図をゲットしましょう。

GoogleMapには地図ダウンロード機能があります。地図ダウンロードは容量が大きいですが、公園に行く前に周辺の地図をダウンロードしておくと便利です。

花を鑑賞する人のモラルやマナーが問題となっています

以前他の記事でも書いたので、繰り返しとなりしつこいようですが、記載します。

ワイルドフラワーの花畑の真ん中に、写真を取るために入っていき、花を踏み荒らす行為が問題となっています。特にカリーゾ・プレインは今、尋常な無い量の花が咲いているので、ちょっとぐらい踏んでも、と思う方もいるかもしれませんが、ちょっとぐらいいいだろ、と思う人が数百、数千人存在すると...。賢いあなたはどうなるか分かるはずです。

草むらの中にはヘビがいることもあるので、そういう意味でも危険です。


あと、花を摘み取っている人もちらほら見かけますが、ワイルドフラワーは繊細な花が多く、摘んでもすぐに花瓶に入れられるような環境が無い限り、一時間もたたないうちにぐったりしてくることが予想されます。そして花をポイ捨てすることになります。

そもそもアメリカの国立公園は植物の採取が禁止されている所も多いです。むやみに花の寿命を縮める行為は極力控えましょう。

ワイルドフラワー鑑賞マナーに関して、詳しくは下記記事をご参照下さい。

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南エリア・Elkhorn Road沿いの写真

前置き文が長くなりましたが、以下はエリア別の写真です。写真撮影日は2017年4月8日です。
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既にここに来た人の話によると、公園の南側の花のピークは過ぎているとのことでしたが、ピークを過ぎているとは思えない花の絨毯が広がっていました。1cmに満たない小さい黄色い花です。

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途中小さめの池のようなものがありました、北側にあるソーダレイクと同じく、岸が白っぽいです。塩湖なのかしら。

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この花が公園全体の至る所に爆咲きしていました。

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ロサンゼルス周辺はオレンジ色のカリフォルニアポピーの花畑が多いですが、カリーゾ・プレインは黄色いお花が多いです。

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遠くの山が真っ黄っ黄です。所々に黄色以外のお花も咲いていました。

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どこまでも黄色い世界。

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見かけたことの無い妙な植物に興味津々です。花は濃い紫で、ほぼ黒に見えます。茎を触ってみたら、へにょっとしていて、簡単に凹みました。どうやら茎の中央部分は空洞で、長ネギみたいな構造になっているようです。

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公園内にいる鳥です。オフロードを走っていると、小さくて顔に白黒の模様のある鳥がやたら草原から飛び出してきます。そして何故か、皆私たちの行く手の道に着地し、そしてまた飛び去る...という追いかけっこ状態になります。何故そんなに道に着地したいのか良くわかりません。茂みにまったり潜んでいる所を車で蹴散らしてごめんなさい。


北エリア・ソーダレイク周辺

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ソーダレイクとビジターセンターの中間あたりにある黄色い花の花畑。圧巻の存在感です。

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ソーダレイク周辺。黄色い花と白黄色の花が混ざって咲いていてここも綺麗です。

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白黄色の花。

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ソーダレイクは塩を含んでいる湖ということで、湖岸付近の地面には白い塩らしくものが浮いています。白い地面に黄色い花が咲いている姿は幻想的な光景でした。

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ソーダレイクからフリーウェイ58に向かう途中の丘。

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この辺りは既に舗装された道路となります。

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東エリア・山道周辺の写真

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実は、南と北の入り口以外にも東の山道経由で公園に出入りする道があります。Hurricane Crocker Spr. Rdをメインとする山道です。私たちは山を通り抜けはしませんでしたが、ちょっと登ってみました。

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山が黄金に輝いています。

ちなみに、この山道は天候に関わらず、四駆車じゃないと危険です。舗装されていない道であるという他、道によってはかなりの急坂で、四駆じゃないと登れないような坂道や悪路もあります。

登り始めは、対抗車がすれ違える程度の広い道幅がありますが、山頂にいくにつれ、道は一斜線、片側は常に崖、対向車が来てもすれ違うスペースも無く、車同士が鉢合わせしたら、どちらかの車が崖道を長い距離バックしなければいけない...そんな場所です。

おまけに崖下に向かって道が傾いていて、ある意味下手なアトラクションよりスリリングです。

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山道には人に踏み荒らされてい無い、手付かずの花畑が多く、平野の花畑とはまた違った魅力がありますが、ここはとにかく色々デンジャラスなので、無理に登らない方が良いです。上の写真の車道は比較的平坦な道ですが、雨跡で大きな溝がある部分などもあり、走りにくいです。

因みに、私たちが登った時は、故障して立ち往生・修理している車も見かけました。山中で悪路を走って車が故障、なんてことになると大変なので、個人的にはこの山道はあまりお勧めしません。

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3色混合咲きの斜面。

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遠くにソーダレイクが見えます。

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私たちの車の音を聞いて爆速で逃げていくロードランナー。ロードランナーは初めて見ましたが、確かに足が早かったです。そしてトサカがかわいい。

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眉毛のあるウサギもいました。

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茎が起毛している繊細な植物。

Hurricane Crocker Spr. Rd以外にも、山越えできる山道がありますが、山道の途中、有刺鉄線と木でできた柵で通行止めのようになっている場所があります。どうやらこの柵は牛用の柵ようで、車で通りたい場合は自分で開閉して良いようです。私たちは山越えはしなかったので柵の開閉はしませんでしたが、立ち去る時は元どおり締めることを忘れずに、ということのようです。

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